京都検定3級虎の巻 1.00 2023-10-10 11:15
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3 平安京の構造について
カテゴリ:歴史・史跡
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平安京は、唐の長安城をモデルとして造られた。
右京と左京に区別され、それぞれ「長安城」「洛陽城」と呼ばれた。
道路は碁盤目状に整備され、この区画制度を「条坊制」という。
中央には、幅約85mの朱雀大路(すざくおおじ)が南北に走り、その南端には平安京の正門・羅城門(らじょうもん)が立っていた。
天皇の居所である内裏(だいり)の正殿「紫宸殿(ししんでん)」は南向きに建てられ、前庭には左近(さこん)の桜、右近(うこん)の橘が植えられていた。
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唐では長安城(現・陝西(せんせい)省西安市)のほか洛陽城(現・河南(かなん)省洛陽市)や太原(たいげん)城(現・山西(さんせい)省太原市)など複数の都市を首都とする複都制を採用していた。洛陽は長安と並んで繫栄し、「西京」と呼ばれた長安に対し、「東都」「東京」と呼ばれた。そのため平安京の東にある左京は「東京」、西にある右京は「西京」とも称され、左京を「洛陽城」、右京を「長安城」と呼ぶようになった。のちに右京は廃れたため京を「洛」で表すようになり、「洛中」「洛外」の言葉も生まれた。
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