京都検定3級虎の巻   1.00   2023-10-10 11:15
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12 琵琶湖疎水について

カテゴリ:歴史・史跡
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琵琶湖疎水事業は、琵琶湖の水を発電・舟運などに活用するため、第代京都府知事・北垣国道(くにみち)により推進された。

明治18年(1885)、工事に着手し、責任者には田邊朔郎(たなべさくろう)が任命された。

南禅寺の境内には疎水の支流が流れる水路閣が建築された。

琵琶湖疎水の付帯工事として、蹴上(けあげ)に日本初の事業用水力発電所が建設された。

赤字非表示

 琵琶湖と京都の間には長等(ながら)山があり、琵琶湖疎水建設は難事業だった。疎水を利用した舟運は大津から長等山のトンネルを抜け、山麓をめぐって蹴上に出、落差36mの急勾配を「インクライン」という傾斜鉄道で下って京都市内に入った。インクラインの下のトンネルは「ねじりまんぼ」と呼ばれ、内部のレンガが渦を巻くように螺旋(らせん)状に積まれていて、入り口から奥に吸い込まれるような奇妙なトンネルだ。
//田辺朔郎、長等山
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